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2013年9月25日 (水)

湿地復元10万年の道 中国でも高まる環境意識 黒竜江省・富錦市

湿地復元10万年の道 中国でも高まる環境意識 黒竜江省・富錦市 西日本新聞(9/24付)

大河が運ぶ堆積物でできた三江平原は、昔は「北大荒」と呼ばれる荒野。農業や工業の大増産を目指した毛沢東時代の「大躍進政策」や、都市の青年を地方に送り込む「下放運動」によって1950年代から急速に開拓が進み、一大穀倉地帯へ変貌した。

  その代償で50年代に534万ヘクタールあった湿地面積は、2000年には156万ヘクタールへ7割も失われた。現地の専門家は「湿地の水鳥は生存空間が 狭まり、絶滅の危機にひんした。農薬や化学肥料の大量使用で排水の富栄養化が進み、生態系全体に影響が拡大した」と話す。

 国内外で高まる批判に押され、中国政府も対策に着手。01年に平原の開墾を禁止して湿地復元に乗り出した。作戦は大胆かつシンプル。公園管理所の欒彦東主任は「水門を閉め、水田だった土地を1・5メートルほど水没させた」と説明する。

ドイツからの政府借款を含め、日本円で20億円あまりを投じたという湿地復元。資金の多くは観光開発にも向けられたようだ。園内には2・4キロにわたる木道やつり橋、あずまやが整備され、周辺には飲食店や宿泊施設も完備。電動カートや遊覧船が観光客を運ぶ。

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汐見

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