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2013年11月29日 (金)

群れる危うさ 

群れる危うさ 愛媛新聞(11/23付)

 ツルの声は、一度聞くと忘れられない。寒気で硬く締まった空間を突き、鋭く、遠く響く。「クォーン」。かれらが存在する場に、他の生物を寄せ付けない荘厳さ▲
空から舞い降りる姿も、一度見ると網膜に深く刻まれる。家族で、群で、ゆったりと旋回しながら高度を下げる。首を伸ばした真っすぐな姿勢。何千キロもの渡りに適応した、合理的な舞だ。見とれているうちに、湿地はナベヅルで埋まった▲
何度か視察した鹿児島県出水(いずみ)平野の越冬群。今年も1万羽を数えた、いわゆる「万羽鶴」が羽を休める光景は圧巻。一回り大きく、少し紅を引いたマナヅルが彩りを添え、訪れた人々を魅了している▲
この「大群」自体が、かれらの危機だという現実は、あまり知られていない。世界の生息数は1万羽あまり。ほとんどの個体が出水市で越冬。そこで伝染病などが発生すると、たちまち「種」の絶滅につながる。必要なのは越冬地の分散化▲
今月になり、県内各地でナベヅルの確認例が相次いだ。毎年のように訪れる西予市や西条市に加え、宇和島市や愛南町にも飛来。優雅な姿が本紙でも紹介された。かれらが越冬地を選択できる環境があるからこそだ。これ以上の朗報はない▲
この国は古来、ツルと人が共存する光景が里山の象徴だった。大切なのは、えさ場やねぐらに加え、住民の受け入れ姿勢。ツルの飛来は、高い住民意識と豊かな自然の証拠。もっと広がれ越冬地。

大きな群れがひとつだけしかないということと、群れが大きいということは違う。それを取り違えないようにしなければならないと思う。
群れるからといってそれが悪いことだとは限らない。そう思います。

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ツル保護区について

  • 荒崎・東干拓の保護区は、人の立入りが禁止されています。安心してツルが越冬できるように、立入り禁止看板の先には入らないでください。毎シーズン、観光客、カメラマンの侵入が多く見られます。監視小屋から見ているツル監視員や見学されている方から丸見えですよ。ルールを守って見学してください。

知っておいて欲しいこと

  • ケガをしているツルでも、飛べるツルは捕獲・保護することが出来ません。ツルの一番の天敵は人間です。人の姿が近づいてくると、死んでも捕まりたくないとばかりに最後の力を振り絞ってでも逃げようとします。もし近づいても座り込んで飛ばないような状況であれば、クレインパークに連絡をお願いします。

汐見

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